HOME  > 群馬の郷土料理  > 第3話 群馬の郷土料理
第3話 おまんじゅう あれこれ
昔、この地域は、お米は貴重品でした。米は供出(販売)して小麦を食していたのです。
そんな中から小麦粉を使ったおやつとしてお饅頭が考え出され数多くの種類のお饅頭が広まっていったのかも知れません。
お祭りや季節ごとの行事のときに作られ米の代用食からおやつへとかわっていったのです。
特に小麦の匂いと重曹の匂いのする昔のふかし饅頭のほんのりした苦味は母を思い出させてくれるお饅頭です。


ふかしまんじゅう (40〜50個分)

ふかしまんじゅう

小麦粉……………700g
…………………500cc
重曹………………7g(小麦粉の1%)
あんこ……………1kg(市販のもので充分)

@.小麦粉に重曹を入れよくかきまぜ、水を少しづつ入れながら周りから良くこねてゆき、耳たぶくらいの固さになったら、濡れふきんをかけて1時間位ねかせる。
A.こねた粉を等分にして、あんを入れ丸める。
B.せいろ又は蒸し鍋に間をおいてならべる。
C.おまんじゅうの表面につやが出てきたら、そろそろ出来上がり。10分位。



牛乳入り酒まんじゅう (30個分)

牛乳入り酒まんじゅう

小麦粉……………450g(地粉又は薄力粉)
ベーキングパウダー……25g
砂糖………………150g
…………………100cc
牛乳………………180cc
片栗粉……………少々
あんこ……………600g

@.小麦粉・ベーキングパウダー・砂糖をよくまぜる。
A.牛乳と酒をボールに入れておく。
B@Aを入れ、しゃもじで、ざっくり混ぜ合わせこねる。
C.まな板に片栗粉をふり、こねた生地を3分の1に分け10個に分け、丸くのばして、あんを入れ丸める。
D.蒸し器に濡れたふきんを敷いて4を並べ8〜10分中火で蒸らして出来上がり。



黒砂糖まんじゅう (20個分)

黒砂糖まんじゅう

小麦粉……………300g(薄力粉)
ベーキングパウダー……小さじ1
重曹………………小さじ1〜2杯
黒砂糖……………150g
…………………150cc
片栗粉……………少々
あんこ……………500g

@.小麦粉にベーキングパウダーと重曹を混ぜてふるっておきます。
A.黒砂糖と水をあわせて煮溶かし、冷ましておきます。
B.冷えた黒砂糖液に@の小麦粉をさっくり混ぜます。
C.全体が混ざったら、片栗粉を敷いたまな板の上で棒状にまとめ20個に切り分けます。
D.手に片栗粉をつけながら、広げあんこを包みます。
E.蒸気の上がった蒸し器に間隔をおいて並べ15〜16分中火で蒸します。
F.蒸しあがったら蒸し器ごと火から降ろしてざるに並べうちわで扇いで表面を乾かします。


黒砂糖液は冷まして使います。片栗粉を手粉に使うと、べとつかず扱いが楽です。
この饅頭は他のものより蒸したときに底がくっつきやすいので、経木などを切って蒸す時に敷くときれいに仕上がります。


レシピ集
<群馬の郷土料理TOP>
第1話 手打ちうどん・すいとん
第2話 おきりこみ・やきもち
第3話 おまんじゅう あれこれ
第4話 手打ちそば・そばがき

 HOME 群馬の特産品 群馬の郷土料理 特産品de郷土料理 e1-Project
Copyright (C)2003-2006 e1-PLAZA All rights reserved.